技術開発と技術者育成

消融雪に必要な技術開発に取り組んでパテントの取得をし、技術者の育成にも力をいれています。
●消・融雪技術に係わる主な変遷
年代
散水消雪
無散水融雪
その他
S36~45
開発時代
S36:
長岡市市道で地下水利用試験施工(新潟)
S37:
柏崎市地内県道で地下水利用施工(新潟)
S38:
上越市地内国道8号で地下水利用施工(新潟)
S45:
青森市地内県道で海水利用施工(青森)
S45:
鳥取県内で河川水利用施工(鳥取)
S36:電熱による試験施工(岩手)
S40:電熱ヒーティングシステム完成
S41:温泉水熱利用(北海道)
S37:ツノ式ノズル開発(新潟)
S43:ボックス式ノズル開発(新潟)
S45:降雪検知器普及始まる(新潟)
S46~55
普及時代
・新潟県内を中心に北陸地方に普及していく
S50:
津川町地内国道49号で交互散水方式始まる(新潟)
S51:
国道8号牛の谷峠で大規模河川水利用、その後回収循環再散水方式採用(石川)
S54:
楡原地内国道41号で大規模河川水利用(富山)
S46:
ボイラー利用による温水循環方式の普及始まる
S50:
温泉水の熱交換方式の設置(群馬)
S53:
地下水熱利用の試験施工(山形)
S50:
消雪パイプの輪間散水方式が始まる(新潟)
S51:
消雪パイプのプレキャスト化が始まる(新潟)
S55:
消雪パイプの集中制御方式が取り入れられる(新潟)
S56~H2
省エネルギー時代
S56:
大和町地内国道17号で電動弁利用節水型装置の設置(新潟)
S60:
新井市地内県道でインバーター利用節水型装置の設置(新潟)
S62:
富山市内県道で下水道処理水利用(富山)
S63:
上越市地内、国土交通省高田河川道路(事)構内で回収水熱交換散水装置の設置(新潟)
S63:
湯沢町地内国道17号神立ステーション構内で回収水加温散水装置の設置
S56:
地下水熱利用の普及が始まる(山形、秋田)
S56:
水熱源利用のヒートポンプ設置(青森)
S60:
空気熱源利用のヒートポンプ設置(青森)
S60:
地熱源利用のヒートポンプの設置(長野、富山、秋田)
H1:
太陽熱浅層地中熱利用の試験が始まる(新潟)
S61:
新発田市内県道で、にじみ出し消雪方式の試験施工(新潟)
S62:
高岡市地内国道156号の歩道でにじみ出し消雪方式の大規模施工(富山)
H2:
路面積雪センサーの普及始まる(福井)
H3~H12
クリーンエネルギー
有効利用時代
H5:
新潟市地内国道8号の黒埼ICで回収水加温散水と薬液散水の併用施設設置(新潟)
H7:
長岡市地内県道でインバーター利用節水型装置の設置(新潟)
・散水消雪施設の維持管理・更新が進む(新潟、富山、石川)
H5:
柏崎市地内国道8号の曽地チェーンベースで太陽熱蓄熱利用始まる(新潟)
H7:
新潟市地内国道7号の海老ヶ瀬ICで地中熱利用制御弁付ヒートポンプ設置(新潟)
H11:
国道49号中山トンネルの抗口を風力発電によるヒーティング融雪装置設置(福島)
H14:
上越市地内国道18号の三田ICで地中熱加温利用による大規模融雪装置設置(新潟)
H9:
消雪施設の光ケーブル利用によるブロック化集中制御始まる[国土交通省](新潟)
H13:
消雪施設の無線によるブロック化試験始まる[新潟県](新潟)
H13~
クリーンエネルギー
環境負荷軽減時代
修繕・更新の時代
H13:
上越市にて河川水加温散水装置設置(新潟)
H14:
富山県国道41号にてインバーター散水装置設置始まる(富山)
H15:
新潟市内国道7号、蓮潟ICにて散水後の凍結防止対策として薬液散布装置を併設(新潟)
H16:
新潟市内国道116号西ICにて散水用と薬液散水用が併設されたプレキャスト消雪パイプが設置(新潟)
H17:
中越地震により破損された消雪パイプの復旧・復興(新潟)
H17:
散水消雪施設の維持管理・更新が進む(新潟、富山、石川)
H19:
中越沖地震により破損された消雪パイプの復旧・復興(新潟)
H19:
上越地域リフレッシュ事業により更新が進む(新潟県)
H21:
メンテナンス型消雪パイプブロックの普及始まる
H23:
関越トンネル消雪基地の更新が始まる
H14:
秋田市臨海大橋を風力発電による空気熱ヒートポンプ融雪装置設置(秋田)
H15:
国道7号秋田地内能代交差点において地熱利用温調弁付ヒートパイプ設置(秋田)
H15:
新潟市内国道8号桜木ICにてガスコージェネレーションによる融雪装置設置(新潟)
H16:
上越市富岡ICにおいてマイクロガスタービンによる融雪装置設置(新潟)
H17:
新潟市国道8号女池ICにおいてガスヒートポンプによる融雪装置設置(新潟)
H18:
青森県にてヒートパイプ利用地熱融雪が進む(青森県)
H18:
空気熱媒体融雪 金沢市月浦ICに設置(石川県)
H19:
国道8号上越市鴨嶋ICにおいてマイクロガスタービンによる融雪装置(新潟)
H21:
新潟駅南口広場にてヒートパイプ利用地熱融雪が進む(新潟県)
H23:
伏木富山港に架かる新湊大橋に下水熱源ヒートポンプによる融雪装置設置
H14:
金沢市片町交差点にて融雪配管入りプレキャストRC版設置(石川)
H14:
深井戸内点検小型カメラ及び井戸修繕ロボットの開発(新潟)
H15:
遠赤外線放射融雪システム開発される(山形、秋田)
H18:
国道19号長野市歩道にて側溝蓋タイプの融雪配管入りプレキャストRC版設置(長野県)

●今後の取組
・コスト削減した消雪装置の開発
・地下水有効活用した消雪装置の開発
 等